( ゚皿゚)

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オーディンスフィア

オーディンスフィア 特典 豪華設定資料集付き
オーディンスフィア 特典 豪華設定資料集付き
セガサターンでも五指に入る名作、プリンセスクラウンの流れをくむ新作ですな。ちなみに俺ずっと「オーディエンスフィア」だとばっかり思ってました。
TDUをちょっとお休みして、軽く遊んでみたのでレビューなどを。

ステキなところ

  • とにかくよく動く。

プリクラの頃も2D紙芝居アニメーションの究極を見た気がしますが、PS2とて腐ってもサターンに対しては次世代機。さらにパワーアップしたクオリティでかわいいキャラがアニメーションします。

  • フルボイス。川澄・能登・沢城と豪華キャスト。

最初に遊べるのは川澄さんことグウェンドリンのシナリオだけなので、まだ出現したのは沢城さんの魔女っぽいキャラぐらいなんですが、どのキャラもかなり迫真の演技をしており声オタ的にも満足。あとグウェンドリンの父親の王様が立木文彦だったり、場内のメスウサギっぽいNPCが伊藤美紀だったりして脇も豪華です。

イマイチなところ

  • コンフィグの設定項目が貧弱。

せめてキーコンフィグぐらいつけてほしいな。あと音量調整とか。しかもゲーム始めると途中でセーブはできても「終了してタイトル画面に戻る」機能がなかったり。最近のはやりなの?

  • フルボイスなのに台詞単位のスキップが不可能。

もちろん声オタとしては声優さんの声はなるべく全部聴く所存でやってはいるんだけど、名もなき爺さんの一兵卒の台詞すら飛ばせないのはいかがなものか(中途半端にキャンセルだけは出来る)。まあ演出の「間」とかそういうのを重視したいというこだわりはわかるけども。

  • 戦闘動作が全体的にテンポ悪い。

ボタン連打で敵をガスガス殴るっていう戦闘システムなんだけど、キャラによって違うのかどうかはまだ最初のキャラだけなのでわかりませんが、とにかく連続攻撃後の硬直が長い。必殺技とかアイテム使用とかあるんだけど、通常技キャンセルとかで組み込めるとかはなくて単発。しかも妙にボタンの反応が悪い。あと連打攻撃中にも攻撃のレンジ外から攻撃貰うと余裕で割り込まれる。正直あんまり気持ちよくないです。戦い方としては「敵が大勢いたらなんとかして分断して囲まれないようにしつつ各個撃破する」みたいな割とめんどくさい戦法をとらざるを得なくなります。天地を食らう2じゃなくてファイナルファイト的というか。わかりにくいな。プリクラのときはこんなじゃなかったのになあ。出来れば雑魚戦ぐらいは何匹いようが連打でなぎ倒せるぐらいの爽快感が欲しかったなあ、と思うしきりです。

もうPS2ゲーもぺっけすぼっこすでできるようになっちゃえばいいのに!(ぉ

あとはだいぶ個人的でしょうがない話になっちゃうんだけど、Xbox360の720p(D4)映像に浸かりきったあとでPS2の480i(D1)映像を見ると、TVのダウンスキャン性能にも依存するんだろうけど非常にしょぼいなあ、と感じてしまうね。もうなんか俺目が霞んでる?みたいな。古い話になるけど、某動画職人たちの間でフォーマットのデファクトスタンダードQVGA(320x240)サイズからVGA(640x480)に進化したときのような。もう低解像度にはもどれねーなーというか。
あと洋ゲー的なOK/キャンセルのボタン配置(PS2でいうと×ボタンが決定で○ボタンがキャンセル)に短期間で慣れすぎて、右端のボタンで決定、下側のボタンでキャンセルっていう従来的配置に凄い違和感が出てきてしまい、決定押す場面でひたすら×連打してる自分が居て萎える。デュアルショックの配線改造して○と×入れ替えようかと本気で考えたりするぐらいです。

総括

全体的に辛めの評価になってしまいましたが、もうちょっとがんばってみる方向で。オムニバスでキャラクターを変えつつ一つのストーリーを各キャラクター方面から描く、っていうこのゲームのキモを全部みるまでは評価のしようもないですしな。キャラごとに攻撃方法とかも異なるわけで、その辺でまた面白みも変わってくるだろうし、何より能登麻美子嬢のキャラクター見るまでは死ねません。(いや死なんけども)